サプリメントの意味
栄養補助で病気を予防
「健康でありたい」「ヘルシーに生きたい」とは誰もが望むもの。
数年前から、手軽に摂取でき、健康につながるものとして、さまざまなサプリメントが販売され、人気を呼んでいます。
サプリメントとは「栄養補助食品」「健康補助食品」ともいわれ、不足した栄養成分を補助するための食品。
おもにビタミン類やミネラル類などを指します。アメリカで誕生して以来、急速に広がりをみせています。
アメリカではサプリメントを、病気の予防や治療に、医師も積極的に用いて効果を上げているようです。医薬品は病気治療に効く反面、体の活力を低下させることも多く、危険性も報告されています。
それに対してサプリメントは、医薬品のような治療効果は望みにくいのですが、自然治癒力や免疫力を高め、体をうまく循環させて、病気にかかりにくくするといった「予防効果」が大きいことが認められてきています。
というのも、サプリメント市場が出現して以来、医療費が大きく削減できており、その効果が推測できるというわけです。
いまアメリカでは、従来からあるマルチ(複合)や単体のビタミン、ミネラルはもちろんですが、抗酸化作用の強力なもの、ストレスを防ぐ鎮静作用のあるものが人気で、ハーブも驚異的な伸びを示しているということです。
アメリカで1994年に、「栄養補助食品・教育法」が制定されました。
それによって医薬品と食品との問の自然成分を法的に位置づけ、正式に「栄養補助食品」が認められ、その効果が表示できるようになりました。
対象として、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養成分と、ハーブなどの植物成分が並列にあげられているのが特徴的です。
健康を強調する表示としては、アメリカに従来からあった
「栄養欠乏による病気に対して補給する栄養成分の効能効果」、
そして「人体機能を維持したり、影響を及ぼす栄養成分の働きやメカニズムの特徴」
などもうたうことができます。
栄養成分表示については1990年からすべての加工食品にメーカー責任で表示が義務づけられています。 また、サプリメントの形状は錠剤やカプセル、粉末、ソフトジェル、液体などとし、通常の食品の形態でないものとされています。
アメリカでは、健康問題を重要課題としてとらえ、国の研究機関で次々と「病気予防と栄養」などの調査研究をし、その結果を予防医学として、積極的に情報提供しています。
アロマテラピーもサプリメントの一種
ハーブを使った民間療法、アロマテラピーも、ヨーロッパ各地で昔から行われてきたフィトテラピー(植物療法)がベース。揮発性、芳香性のある精油(エッセンシャルオイル)の薬効を利用したもので、サプリメントの一種といえるのではないでしょうか。
とくにフランスでは、内服が主体。医師が症状に応じた精油を処方し、薬局で受け取ることになっていて、医療として扱われています。
数年前から、イチョウの葉が脳代謝改善薬として製造承認されたり、ブルーベリーエキスも視力改善薬として人気を呼んでいます。
どちらも「ヨーロッパ発」で、効能効果が医学的に解明されたものです。
「食」を見直すことによって疾病予防や健康維持を図ろうとする動きは、世界的な傾向といっても過言ではないでしょう。
サプリメントについても、WHO(世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機構)の合同規格委員会として設定されているコーデックスで検証中。
一定の機能を持つ食品の健康強調表示について、国際ガイドラインの作成が進められています。今後の成り行きが注目されるところです。
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