虫歯・歯周病予防の為のサプリメント
「8020運動」、お聞きになったことがあるでしょう。
80歳になっても、自分の歯が20本以上残っているようにしようという趣旨で進められている運動です。
歯は50歳以降失われる割合が急速に増え、最近の調査では80歳以上の日本人の平均歯数は6本余ということです。
歯を失う原因のほとんどは虫歯と歯周炎(歯槽膿漏)です。これらは日頃の心がけで十分に予防できます。
歯を外側で保護しているのがエナメル質。
これは、カルシウムやリン酸などミネラルでできていて、歯のなかで一番硬い部分です。
虫歯菌(ミュータンス菌)は、砂糖などを“エサ”(栄養源)として口のなかで増え、歯垢のなかに酸を作り、この酸がエナメル質を溶かします。この段階が脱灰と呼ばれ、虫歯への「第一歩」となるのです。
一方、失われたカルシウムやリン酸の不足を満たし、脱灰したエナメル質を回復させようとする再石灰化という働きも口のなかで唾液によって行われています。
おもな甘みがパラチノースやマルチトールのものは、虫歯になりにくい食品です。
パラチノースは砂糖が原料ですが、構造を変えて歯につきにくくし、虫歯菌を繁殖しにくくしたもので、キャンディやガムに利用されています。
お茶に含まれるポリフェノールも虫歯菌の増殖を抑え、虫歯予防の効果が認められています。食後にお茶をいただくことは理にかなっているのです。
パンやごはんといったデンプン質も睡液中の酵素の働きで糖に変わり、虫歯の栄養源になります。虫歯になりにくい食品を食べたから虫歯にならないというわけではないので、歯磨きはきちんとしましょう。
特定保健用食品として虫歯の栄養源にならないパラチノース、マルチトール、エリスリトール、還元パラチノースを関与成分とする食品が市販されています。
虫歯の増殖を抑える茶ポリフェノールを含む食品も特定保健用食品として認められています。
これは通常は唾液が行う虫歯予防効果を効率的に行うというものです。
ほかに歯を丈夫で健康にする食品もあります。
これは「脱灰の抑制」と「再石灰化の促進」をする成分が含まれています。
虫歯予防でおなじみのキシリトールはフィンランド生まれ。還元パラチノースとともに虫歯の栄養源にならない成分で“脱灰”を抑制します。
それだけでなく、歯の再石灰化を増進する成分も配合されていて“歯を健康で丈夫に保ちます”というキャッチコピーで売られています。
キシリトール配合ガムは、日本でもすっがノおなじみになりました。
歯の再石灰化を促進する成分はCPP-ACP(カゼインホスホペプチド-非結晶リン酸カルシウム複合体)、第二リン酸カルシウム、フクロノリ抽出物(フノラン)などで、特定保健用食品にラインナップされています。
日本茶の成分カテキンも、抗菌や消臭の作用があるので、虫歯予防や口臭予防にいいものです。食後には緑茶をぜひ。
歯垢をとって歯周病予防
歯周病も若い人に増えていて、20歳代で約60%、40歳以上では約90%の人がかかっているといわれます。歯周病の原因は歯垢で、歯の根の部分にたまりやすく、歯ぐきに炎症を起こして腫れ、歯を支えている歯槽骨が溶けていく病気です。
この症状を改善するには、まずは歯科医で歯石や歯垢をおとしてもらったあと、歯みがきの励行を。ゆっくり丁寧に、歯ブラシは横に小さく動かすこと。生野菜や果物をよくかんで食べることも大切です。
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