高血圧、脳卒中を防ぐ為のサプリメント
高血圧、脳卒中を防ぐ
私たちの体は、酸素や栄養素を運ぶために全身に血管が網の目のようにはりめぐらされており、心臓から動脈に血液を送り出し、体のすみずみ(毛細血管)にゆきわたると細胞から老廃物を回収して静脈を通って心臓に戻ってきます。
心臓は頭のてっぺんから爪先まで全身に血液がゆきわたるように強く押し出します。この押し出された血液が血管壁に与える圧力を「血圧」といいます。
血圧を測定した経験のある方はご存知のように、血圧には最高血圧と最低血圧の二つがあります。
最高血圧とは心臓が収縮して血液を送り出した瞬間の圧力である収縮期血圧のことであり、最低血圧とは心臓が拡張し、静脈血が心臓に戻るときに動脈内の血液が動脈壁に与える圧力の拡張期血圧です。
高血圧に関しては、世界保健機関(WHO)が一九九九年に新たに定めた基準があります。
それによると、正常血圧は二二〇mHg未満かつ八五mmHg未満とし、最高血圧百三十〜百三九mmHg、最低血圧八五〜八九mmHgまでを正常高値と区別、最高血圧一四〇mHg以上または最低血圧九〇mHg以上を甘昆圧と分類しています。
かつての基準より数値が引き下げられ、新基準による高血圧は、日本人において男性の四五・〇%、女性の三六・六%にもなります。
この高血圧ですが、じつは腎臓病や内分泌の異常など原因がはっきりしている「二次性高血圧症(症候性高血圧症)」と、ほかに血圧に関係する病気がない「本態性高血圧症」 の二つがあります。
このうち二次性高血圧症は全体の一割にも満たないほどで、ほとんどが本態性高血圧症と考えられ、体質遺伝と深く関わっているといわれています。
つまり、両親ともに高血圧だと、その子どもの約六割、両親のうちどちらか一方が高血圧であると、約三割が高血圧症になるといわれています。
ですから、両親のうちどちらか一方が高血圧症なら要注意です。
また遺伝的な要素以外にも、塩分のとりすぎやストレス、寒冷による刺激、大量の飲酒を長期間続けていると高血圧症になるといわれています。
高血圧を放置すると怖い合併症を引き起こす
血圧が高い状態を放っておくと、脳や心臓に合併症を起こし、生命の危機を招くことがあるので注意が必要です。
日本人の死亡原因のトップはガンですが、第二位は心筋梗塞や狭心症などの心臓病、第三位は脳出血や脳梗塞などの脳血管障害です。
高血圧は第二位と第三位の病気を引き起こす引き金となるのです。
また、高血圧が続くと腎臓を傷めたり、眼底出血を起こして失明する危険性もあります。高血圧が怖いのは、そこにあります。
なかには「私は低血圧だから大丈夫」という人もいますが、油断は禁物です。
というのも、長期にわたるストレスや不規則な生活を続けていると、中年以降になって高血圧になることもあるからです。
年とともに血圧が上昇し、これに精神的なストレスなどが加わると脳障害を起こす危険性があります。
ですから、理想をいえば中年にさしかかったら年に一〜二回は定期検診を受けることです。
また最近では自宅で簡単に血圧が計れる家庭用の血圧自動測定器が市販されていますから、日ごろから自分の血圧値を知っておくことが高血圧予防の第一歩となります。
カリウム・カルシウムを上手にとる
高血圧の最大の原因は、塩分のとりすぎやストレスです。食塩は体のなかでナトリウムイオンと塩素イオンに分かれ、ナトリウムイオンが血圧を上昇させる働きをしているのです。
このナトリウムイオンと結びつき、体外に排出する働きをしているミネラルが、カリウムやカルシウムです。
ですから塩分を控えるとともにカリウムとカルシウムを不足しないようにとることが高血圧を予防することになります。
ただし、カリウムに関しては腎臓に異常がなければ問題はありませんが、腎臓が悪い人が大量に摂取するのは問題があります。
また、カルシウムも大量に摂取すると腎結石などの原因になる場合がありますから、腎臓が悪い人はカリウムやカルシウムの摂取には注意が必要です。
さらに、ストレスがたまると血液中にカテコールアミン(副腎髄質ホルモンのアドレナリンやノルアドレナリンなどの種類がある)が過剰に分泌されます。このホルモンが高血圧を引き起こす元凶。
ビタミンCはカテコールアミンを速やかに分解し、ストレスに強い体を作りますから、常にストレスにさらされている人は五倍の五〇〇ミリグラムを目安にサプリメントで大量にとるといいでしょう。
脳卒中は、脳内の毛細血管が破れると起こります。
かつてビタミンPと呼ばれたフラボノイドには、この毛細血管を丈夫にする働きがあります。ソバに含まれるルチンやミカンの皮に含まれるヘスペリジンなどもフラボノイドの仲間で同じように毛細血管を丈夫にする働きがあります。
さらに高血圧が続くと動脈硬化が進行しますが、ビタミンEには動脈硬化を抑え、またビタミンCの働きを長持ちさせる効果があります。
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