糖尿病を防ぐサプリメント
糖尿病には、インスリン依存性糖尿病と、インスリン非依存性糖尿病とがありますが、インスリン非依存性糖尿病が全体の九割以上を占めています。
そこでこちらを「糖尿病」として説明することにします。
豊かな食生活と便利な生活で運動不足となり、肥満が増えたことで引き起こされる生活習慣病がインスリン非依存性糖尿病(以下糖尿病と呼ぶ)です。
糖尿病は膵臓からのインスリン分泌が障害されるかインスリンの働きが不十分なため血液中のブドウ糖が異常に増加する病気です。
糖尿病には太った人の約一〜三割がかかるといわれており、また肥満イコール糖尿病ではなく遺伝素因と深く関係があるともいわれています。
遺伝や肥満の他にも危険因子として、四〇歳以上の年齢や高血圧、高脂血症などもあげられています。
言葉を換えれば、家族に糖尿病の人がいたり、標準体重の二〇%以上の肥満の人、高血圧や高脂血症がある人は、糖尿病の予備軍といえます。
では、糖尿病を予防するにはどうすればいいのかといいますと、肥満や高血圧、高脂血症などの病気にならないこと。
つまり、脂肪や塩分の多い食事をとらないことと適度な運動が糖尿病の最大の予防法というわけです。
健康診断で糖尿病の疑いがあるといわれたらどうすればいいのでしょうか。じつは糖尿病そのものより、合併症が怖いといわれています。
糖尿病の合併症は全身に現われますが、とくに怖いのは失明の恐れがある「網膜症」や、手足のしびれなどが起こる「神経障害」、
さらには腎臓の機能が低下し尿毒症の危険がある「腎症」などです。
そのほかに、循環障害のために起こる「心筋梗塞」や「脳血管障害」「足の壊痕」なども合併症として起こります。ただ、糖尿病は食餌療法で血糖値をコントロールすることが可能です。
カロリーを低く抑えて栄養バランスさえ気をつければ何を食べても大丈夫です。
ところが、糖尿病になるとかえって食欲が増し、なかには甘いものを非常に食べたくなるという人もいるようです。この食欲との闘いが糖尿病を克服する鍵となります。
糖尿病の人は肝臓が悪い人と同じように、あらゆるビタミンをたっぷりとるようにしたいものです。とくに重要なのがビタミンB1、B2、B6のB群とCとEです。
ビタミンB1は糖分の代謝を助ける働きをしているビタミンです。
糖尿病の人は、血中に糖があふれている状態、つまり、糖質をたくさんとったと同じ状態ですから、ビタミンB1をたっぷりとって糖質の代謝を高めてやる必要があるわけです。
一日の摂取量は五〜一〇ミリグラムを目安にするといいでしょう。
また、糖尿病にかかると脂質のコントロールもうまくできなくなり、血中のコレステロールが上がって高脂血症や動脈硬化になりやすくなります。
これを防ぐ意味でも、脂質の代謝を高める働きを持ったビタミン説を健康な人の約五倍の五〜一〇ミリグラムとるようにするといいでしょう。
さらにビタミンB2は、ブドウ糖をグリコーゲンや中性脂肪に変えるインスリンを合成し分泌する能力を高める働きがあるので、糖尿病の人は積極的に摂りたいビタミンです。
摂取量の目安は、B2やB2と同じ量をとるようにするといいでしょう。
これらのビタミンB群に加え、抗酸化作用を持ったビタミンEとCは糖尿病の合併症や高血圧、動脈硬化を防ぐ効果があることから、二日の摂取量もEなら五〇〜一〇〇ミリグラム、Cなら三〇〇〜五〇〇ミリグラムを目安にとりたいビタミンです。
クロムの血糖値を下げる効果
糖質の代謝を促進する働きがあるミネラルはクロムです。クロムには高血圧や糖尿病を予防する効果があることが知られています。
このクロムとごく小量のナイアシン(ニコチン酸)を組み合わせてとると、血中のコレステロール値が下がるという報告があります。
クロムとナイアシンを組み合わせたサプリメントも市販されています。ちなみにサプリメントでクロムをとる場合は二日最大三〇〇マイクロミリグラムで、とりすぎには注意してください。
クロムは子牛のレバーや鶏肉、小麦胚芽、アサリ、ハマグリなどに含まれていますので、アサリやハマグリなどはみそ汁やお吸い物の具としてとることもできます。
糖尿病で注意したいのが糖分や塩分のとりすぎです。というのも糖分は直接的あるいは間接的に糖尿病の原因となっているからです。
とくに糖分は私たちが糖分をとっていると意識しないで摂取してしまっていることが多いのです。たとえば、清涼飲料には必ず糖分が含まれています。
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