風邪をひきやすい人の為のサプリメント
風邪をひきやすい人へ
「風邪は万病のもと」といわれるように、たかが風邪といって油断していると肺炎を併発したり、決して侮れない病気です。
とくに主婦には食事の用意や掃除、洗濯などこなさなければならない家事があり、風邪だからといって寝込んでいられない現実があります。
日本人が一年間に風邪をひく回数は、鼻風邪程度の軽いものを含めて平均六回といいます。でも、あなたの周りの人々を思い浮かべてください。
風邪をひきやすい人もいれば、めったにひかないという元気いっぱいの人もいるはずです。
風邪をひきやすい人とめったにひかない人。この差はどこにあるのかというと、抵抗力や免疫力の差ということになります。
私たちの体には、ウイルスや細菌などの外敵 (異物) の侵入に対して二重三重の防御システムが働き、体を守る機能が備わっています。
まず、最初の防御バリアが皮膚や粘膜です。ここでウイルスや細菌などの外敵の侵入を防ぎます。
そこを突破した外敵を食べてしまうのが、血液中や組織内に存在している食細胞、あるいは貪食細胞と呼ばれる特別の任務を持った細胞です。
それでも防ぎきれないときに、血液中の抗体(タンパク質)や白血球が登場し、外敵と闘うのです。この抗体や白血球が働き外敵をやっつけることを免疫機能といいます。
くしゃみ、鼻水、喉の痛み、せき、発熱などを伴う風邪は、風邪の病原ウイルスや病原細菌などの感染によって起こります。
しかも、風邪の病原ウイルスは五〇種類もあるといわれ、症状からは、どの病原ウイルスのしわぎなのかがはとんどわからないのです。
また、風邪の病原細菌には連鎖状球菌、ブドウ状球菌などのほかにインフルエンザ菌が知られており、病原ウイルスと混合感染することも珍しくありません。
これら風邪のウイルスや細菌が私たちの体に侵入しようとするときの最初のバリアが鼻や喉、気管支などの粘膜です。
このとき、健康な粘膜であればかなりの確率で侵入を防ぐことができるのです。
皮膚や粘膜を丈夫にし健康に保つ働きがあるのが、ビタミンAです。Aが十分とれていれば、鼻や喉、気管支などの粘膜がウイルスや細菌で侵されにくくなりますから風邪をひきにくくなるというわけです。
ビタミンAには風邪を予防する働きがあることは、ネズミの実験で証明されています。ネズミを二つのグループに分け、一方のグループにはビタミンAをたっぷり混ぜたエサを、もう一つのグループにはビタミンAが欠乏したエサを与えます。
両方のグループに同じ条件でインフルエンザ菌を投与すると、ビタミンAが欠乏したエサを与えられたグループのネズミは、かなりの確率で感染するのです。
私たち人間でも、ビタミンAが不足すれば鼻や喉の粘膜の働きが低下し、ウイルスの侵入を容易にしてしまいます。ビタミンAを不足させないことが、風邪予防の第一歩なのです。
では、どれぐらいのビタミンAをサプリメントでとればいいのかといいますと、ビタミンAはあまり多く摂取すると過剰症を引き起こしてしまいますので、一日の所要量の約一・五倍、女性で一日二七〇〇m、男性で三〇〇〇mくらいにとどめておきたいものです。
つまり、風邪をひきやすい人、あるいは疲れがたまってちょっと過労気味で体力が低下していると感じたときは、いっもよりちょっと多めを目安にするといいでしょう。
ただし、ビタミンAの前駆体であるβ-カロチンなら過剰症の心配はありませんから、風邪の季節にはβ-カロチンをサプリメントでたっぷりとってもいいでしょう。
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