物忘れがひどい方の為のサプリメント
人やものの名前が思い出せない、探しものも増えてきた、こんな経験はありませんか。
これは、老化現象の表れです。
年をとるに従い、もの忘れがひどくなるのは、神経の伝達物質の能力が低下するためと考えられています。
ヒトの脳細胞は100億以上存在しますが、中年(40歳)以降では、日に日に細胞が死んでいきます。その数は、1日で5万以上にのぼるといわれます。
もの忘れもしかたないといえばしかたないのですが、老人性痴呆症と健忘症では中身が異なります。
少々忘れっぽくなっても、普段の生活に支障がなければ「健忘症」とされ、老化現象のひとつ、心配はないでしょう。
しかし「痴呆症」のほうは問題です。
これは、「知能機能が低下し、ものを覚える力や、覚えていたことを“記憶する力”が衰え、自分ひとりでは社会生活がおくれなくなった状態」と定義されています。
日本医師会の老年期痴呆診療マニュアル第2版で、痴呆性の患者の有病率を年齢別でみると、65〜69歳1.2%、70〜74歳2.7%、75〜79歳4.9%、80〜84歳11.2%、85歳以上19.9%となっています。
数でいうと、痴呆症は約156万人(2008年)、2030年には約330万人に達すると予想されています。
64歳以下の痴呆症もあり、老人性と区別し「若年痴呆」と呼ばれ、こちらの患者も増加中です。
痴呆症には2種類あります。
脳の毛細血管が動脈硬化を起こしてつまったり、循環が悪くなって起こる脳血管障害性と、脳全体が萎縮して起こるアルツハイマーです。
アルツハイマーになると、最後には呼吸をすることすらも忘れてしまう、脳の記憶中枢細胞が死滅してしまう病気です。
男性より女性に患者が多く、「若年」でもかかってしまうことがあります。
もの忘れ予防としては、まずは神経伝達物質を作るのに必要などタミンB1を。同じくビタミンB6も有効とされています。
さらにビタミンE。脳細胞は酸化によるストレスでダメージを受けるということがわかってきました。
そこで、抗酸化作用のあるビタミンが役立つというわけです。
また、アルツハイマーの進行もビタミンEを投与することで、わずかながら遅らせることができるという報告が、アメリカで発表され話題となりました。
発症する前から予防の意味で摂取しておくとよいでしょう。
抗ストレスビタミンでもあるビタミンCにも過酸化脂質生成を抑える抗酸化作用があり、こちらも摂るとよいでしょう。
ヨーロッパではクスリとして用いられているイチョウ葉は、「脳にいい」とされるサプリメントです。
イチョウ葉の主成分のフラボノイドには、強力な抗酸化作用が認められています。活性酸素の活動を阻害し、脳が活発に働くようにしてくれます。
また、血流もよくなり、脳血栓や脳梗塞などを防ぐので、老人の血管障害性痴呆の予防や治療に役立つとされています。
国内で売られている商品では、葉に含まれるアレルギー物質「ギンコール酸」が除去されているかを、メーカーに確認して購入しましょう。
ギンコール酸による皮膚炎などの心配があるためです。
マグロやイワシ、カツオなどの青魚にたくさん含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、少し前に「頭がよくなる」とブームになりました。
ヒトの脳細胞などにあり、神経や脳の発達や機能維持に貢献しています。脳細胞を元気にして、記憶力や記銘力を高めます。痴呆症の予防や脳の老化防止に、効果があると考えられています。
物忘れ防止策
覚えておきたいということが出てきたら、くり返し反覆して覚えると効果的。思い出しては覚えることを少し間をおいてくり返したほうが記憶に残りやすいといいます。
体を動かしながら、また、イメージと結びつけながらのトレーニングなど。しかし、何よりも大事なのは覚えるという意欲です。
ボケ予防は食事から
脳血管障害性の痴呆症は日本人に多く、ボケの6〜7割を占めるといわれます。原因は動脈硬化。これを防ぐには食事に注意することです。
・腹8分目に食べること。エネルギー源を摂り過ぎない。
・脂肪やコレステロールの摂取を減らす。
・塩分を控えめに。
・抗酸化食品を摂る。
・アルコールを控える。
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