ビタミンB1の効果・効能
ビタミンB1は疲労回復ビタミンとしておなじみです。日本人に必要なビタミンの代表でもあります。
日本人は米主体の食生活で、必要なエネルギーの約60%を炭水化物などの糖質から摂取しています。
B1は炭水化物のなかの糖質が分解されてエネルギーに変わるときに欠かせないものです。
糖質をたくさん摂取しても、B1がないと糖質の分解ができず、疲労物質(乳酸など)が体内にたまります。疲れやすくなったり、だるく、倦怠感が出るのはそのためです。
B1は本来、穀類に豊富に含まれていて、玄米には多く含有されています。
しかし、ヌカや胚芽の部分に多いので、精製につれてビタミンB1は失われていくことになります。白米主体で食べると、ビタミンB1も不足することになるのです。
また、ビタミンB1は神経機能を正常に働かせます。
脳や神経に必要な成分はおもに糖質、その代謝にB1が作用しているためです。
欠乏がひどいと、いらだったりうつな気分になることや、記憶力に関係する脳細胞が壊される可能性も指摘されています。
B1不足で脚気になる…というのは、有名な話。B1は脚気の研究から発見されたビタミンなのです。
不足すると末梢神経に異常をきたし、手足のしびれ、疲労、最悪の場合「心臓脚気」で命を落とすこともあります。アジアでも多くみられ、戦前の日本でも患者の数は少なくありませんでした。
戦後は欧米の食生活が入ってきて、“脚気”も忘れられていたのですが、
ジュースなどの糖分の多い飲み物、インスタント食品、スナック類など、いわゆるジャンク・フードといったB1を必要とする食品を好むケースが増え、脚気にまでは至らないものの、一歩手前の症状が多く出てきていて案じられています。
糖分をたくさん摂ったら、それに比例してビタミンB1をたっぷり摂ることが鉄則です。
アルコール類の飲み過ぎの人がかかりやすい、中枢神経の異常症「ウェル二ツケ・コルサコフ症候群」も、ビタミンB1の欠乏症として知られています。
アルコールがB1の働きを阻害してしまうことから起こり、言語障害、精神障害などが現れます。お酒が好きな人もB1はたっぷりと摂取しましょう。
効能
疲労回復、倦怠感をとる、脳や神経機能を正常に働かせる
「ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」
不足すると
脚気、ウェル二ツケ・コルサコフ症候群、多発性神経炎、神経障害
多く含む食品
豚肉、大豆、胚芽精米、玄米など
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